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    海ノ民話アニメ「クジラのお礼まいり」を活用した出張授業を東京都内で実施。

    日時:2023年02月19日(日)11時00分~12時00分 場所:住友新虎ノ門ビル5階

    情報解禁日時:2023年02月28日 11時53分

    一般社団法人日本昔ばなし協会は、関東在住の小学生親子を対象に、瀬戸内海の海ノ民話「クジラのお礼まいり」を題材にした、民話活用授業を実施いたしました。この取り組みは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。


    <授業概要>

    日時2023年02月19日(日)11時00分~12時00分
    会場住友新虎ノ門ビル5階
    対象6年生親子3組、5年生親子1組、4年生親子1組、2年生親子1組(計6組13名)
    (60分授業)
    授業
    構成内容    
    ●授業タイトル
    身近な海のことをもっと知ろう!~クジラのお礼まいりから学ぶ海のあれこれ~
    ●使用した民話
    クジラのお礼まいり(愛媛県今治市に伝わる民話)
    <あらすじ>
    四国と本州をつなぐ瀬戸内しまなみ海道沿いにある鯛崎島で、潮が引いた磯に取り残されたクジラを、お地蔵さまと魚たちが協力して助けると、それから毎年クジラが群れでお礼まいりに訪れるようになった。

    ●授業の目標
    ①潮の満ち引きが起きる仕組みについて理解し、民話が誕生した瀬戸内海の特徴について知る。
    ②くじらの特徴について理解し、くじらや海の生き物について興味・関心を高める。

    ●授業構成(理科の授業で実証実験)
    ・身近な海に目を向けてみよう
    ・クジラのお礼まいりアニメーション視聴
    ・どうして潮は満ち引きするの?
    ・くじらについて学ぼう
    ・まとめ
     

     

     

    <講師プロフィール>


    お茶の水女子大学サイエンス&エデュケーション研究所 特任講師
    里 浩彰さん
    所属する総合知開発研究機構サイエンス&エデュケーション研究所と湾岸生物教育研究所が中心となり、海洋教育推進プログラムを進行。海なし地域でも実践できる海洋教育カリキュラムや教材の研究・開発を行うなど、学校現場での実践支援を実施している。

    <里先生が解説! 授業で伝えたポイント>
    ①海がなくなると日本はどうなる?生活に欠かせない海の役割を知る
    授業は、民話が生まれた海について考えるクイズからスタートしました。日本は海に囲まれた島国であり、日本人のおよそ50%が海のそばに住んでいること、輸出入貨物はほぼ100%海上輸送に頼っていること、そして、今治市には世界初の3連吊つり橋があるなど、日本と海はきってもきれない関係であることをクイズ形式で説明しました。海への関心を更に高めたところで、地域で誕生した民話のアニメーション鑑賞を行います。


    ②泳ぎが得意なクジラも苦戦、潮の満ち引きはどうして起こるのか
    アニメーション鑑賞後、民話に込められた海の学びを詳しく扱っていきます。民話の舞台は、四国と本州をつなぐ瀬戸内しまなみ海道沿いに浮かぶ小さな鯛崎島。隣の能島とともに島そのものが村上海賊の城で、潮の満ち引きの差が激しく荒波に守られた海の要塞でした。泳ぎが得意な海の生物たちですら浜に打ち上げられてしまうほど、海の備えが必要な地域です。授業では、潮の満ち引きはなぜ発生するのか、図や映像、全国各地の潮位を予測する気象庁のHPを用いて、都内と今治を比較しながらその特徴について学びました。海の備えが必要で危険な反面、引き潮時は珍しい海洋生物と出会えることなど海の魅力にも触れ、海とうまく共生していくことの大切さを知ることに繋がりました。


    ③クジラはどんな生き物?
    アニメに出てくるクジラは、クジラ類の中では最も泳ぐのが速いイワシクジラ。泳ぎに自信があっても海に取り残されてしまうほど、地元の海の干満差が大きいことを学びました。授業では、クジラの基本的な生態について学び、本物のクジラの骨に触れて観察します。またアニメの中で描かれている、引き潮に取り残されたクジラが魚たちに助けられたという一場面について、人間でも協力すれば持ち上げることはできるのか、という疑問のもと、計算式に当てはめ実際に人間がクジラをも持ち上げる方法について考えました。また、年々漁獲量が減少している瀬戸内海の現状を知り、海の環境変化を学ぶことで、生き物を通して海のことを知るきっかけを作ることができました。


    <参加した子どもたちからの声>
    【参加者】
    ・潮の満ち引きは普通にあることだと思っていたけど、満ち引きの差が激しいと危険を及ぼすものだと改めて知ることができた。
    ・アニメで楽しく地域の特徴を知ることができて理解がしやすかった。
    ・今回は、愛媛県の民話の授業だったけれど、自分が住んでいる都内ではどんな民話があって、地域にはどのような特徴があるか、知りたいし調べてみたい。
    ・海の中に住んでいる海洋生物の多様性がよく分かった、海洋生物が減少していることから、今後どのように食い止められるか考えてみたい。
    ・アニメの絵がかわいくて、ストーリーがわかりやすかった。
    ・小学校ではまだ習っていないところもあったけど、アニメを見た後、図を使用して説明してくれるのがわかりやすかった。
    ・アニメや授業で取り上げられていた実際の場所に興味を持った。
    ・この授業で教わったことは知らなかったことばかりで、もっとたくさん勉強して知識を得たいと思った。

    【講師 里浩彰さん】
    海ノ民話は、地域と海との繋がりを知ることができる一つの手段でもある。今回のように、自分の地域と他の地域を比べることによって、また、新しい海との関わりを知るきっかけを作ることができたと感じている。今回は、小学生向けの授業だったが、年齢が上がれば具体的にアクションを起こせるようになるため、中学生向け、高校生向けなど対象を変えて、海へアクションを起こせるような授業にも挑戦してみたい。昔に比べて子どもたちが海へ行く経験が少なくなっている。メディアを通して知識として知る機会は増えているが、それが自分事として捉える意識は低いと感じている。海ノ民話を通して、自分たちの生活と関わりの深いことを気付くきっかけになればと思う。授業で興味を持ったことを、自分で更に調べる意識を持てるようなそんな授業を目指したい。

    <団体概要>
    団体名称    :一般社団法人日本昔ばなし協会
    URL        :https://www.nippon-mukashibanashi.or.jp/

    海ノ民話のまちプロジェクト
    「海ノ民話のまちプロジェクト」は、海と深く関わりを持つ日本という国の「海との関わり」と「地域の誇り」を、子供たちに伝え語り継ぐプロジェクトです。日本中に残された海にまつわる「民話」「伝承」を選定し、次の世代を担う子供たちから、さらに次の世代へと語り継ぐ機運醸成を図ります。この活動を多くの方に知っていただき、「海」との関わりを考える機会にしていただくために活動しています。
    https://uminominwa.jp/ 

    日本財団「海と日本プロジェクト」
    さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
    https://uminohi.jp/
     

     

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    海ノ民話のまちプロジェクト(海と日本2023)のプレスリリース

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    海ノ民話のまちプロジェクト(海と日本2023)
    所在地 東京都大田区南馬込5-19-3
    代表者 沼田 心之介
    設立 2019年12月26日
    資本金
    従業員数 2
    リンク https://www.nippon-mukashibanashi.or.jp/
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