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    青谷高校3年生が取り組むムラサキウニの駆除効果実証実験、 海藻が再生し、効果確認!

    2023年11月21日 【長和瀬漁港】

    情報解禁日時:2023年12月04日 17時32分

    鳥取ブルーカーボンプロジェクト「豊かな海の再生を目指して」実行委員会(委員長:鳥取県漁業協同組合 代表理事専務 大磯一清)では、青谷高校において地域の課題を生徒自らが目を向け行動する学習カリキュラム「青谷学」等で、令和4年度より「ウニに触れ、ウニを学び、海について考える」ウニ授業プログラムを行うとともに、高校生自身が「青谷学」において自発的に取り組むウニ学習を支援してきました。

    今年度は6月から「青谷学Ⅱ」で「鳥取県の漁業」の課題への調査・研究に取り組む3年生6名とともに、藻場の消失をまねいているムラサキウニの大量発生への新たな対策として、地元青谷町の長和瀬地区、夏泊地区を含む県内各地の漁業者が取り組んでいるムラサキウニの「集中駆除」の効果について実証実験に取り組んできたところ、非駆除区は海藻がほぼなく、ウニだらけな一方、駆除区は、ウミトラノオ等の海藻が繁茂し、ウニ駆除の効果を実証することができました。

    なお、この取組みは、現在、鳥取県沿岸全域で問題となっているムラサキウニによる食害を主な要因とする藻場衰退を切り口に、海の問題について学び、体験し、考えていくもので、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環として行っています。

    公式サイト http://tottori-bluecarbon.jp/

     

    イベント概要                              

    ・開催概要:ムラサキウニの駆除効果実証実験

    ・日程 : 2023年11月21日(火)

    ・開催場所:鳥取県鳥取市青谷町 長和瀬漁港

    ・参加人数:3年生6人

    ・協力団体:鳥取県立青谷高等学校、鳥取県漁業協同組合青谷支所

     

    今、なぜ、ムラサキウニの駆除効果実証実験なのか                         

    いま、鳥取の海では、ムラサキウニによる食害などにより、「藻場(もば)」が失われつつあります。

    「藻場」は、魚のすみかであり、温室効果ガス(二酸化炭素)の吸収源でもある、海にとって大切な存在です。長期的に「藻場」が失われた状態が続く「磯焼け」に至ると短期間で海の再生を図ることは困難であり、藻場再生は待ったなしの状態です。そこで、鳥取県では、令和4年度から沿岸漁業者及び一般ボランティアダイバーによる県下全域における2年間のムラサキウニの「集中駆除」に取り組み、多種多様な水産物が育まれる鳥取の豊かな海の土台である藻場の再生を目指しているところです。

    ウニの駆除は、これまでも一部の地区で適宜行っていましたが、なかなか効果がみえてきませんでした。このたび取り組んでいる「集中駆除」は、ウニ駆除は、各地区の地先に一定の「ウニ駆除区画」を設定し、その駆除区をウニ0(ゼロ)を目指し、毎月、その区画内のウニを徹底的に駆除するもので、ウニの密度が低い区画を確実に作り、海藻の芽生えを保全し、確実な藻場の回復につながることを期待し取り組んでいます。

    しかし、実際に「集中駆除」に取り組む漁業者からは、「ごく狭い範囲だけウニを駆除しても、周りからいくらでも入ってきて、海藻の芽生えを食い荒らし、藻場回復の効果など期待できないのではないか?」等、その効果を疑問視する声もあったことから、①本当に周りからウニが攻めてくるのか?、②海藻はよみがえるのか?をテーマにムラサキウニ集中駆除効果の検証を行うこととなりました。

     

     

     

    非駆除区が海藻がほぼなくウニだらけな一方、駆除区はウニの侵入もなく海藻が繁茂!

    実証実験では、ウニだらけになっている長和瀬漁港の斜路に駆除区画100㎡を設定し、6月、7月、9月の計3回、徹底駆除を実施しました。その後、駆除終了1か月後の10月、2か月後の11月に、徹底駆除後にどの程度ウニの侵入があったか、海藻の状況はどうかをそれぞれ調査しました。

    その結果、非駆除区が海藻がほぼなく、ウニだらけな一方、駆除区は、ウミトラノオや石灰藻、ウミウチワ等の海藻が繁茂し、ウニも、駆除区の左右2mくらいは若干、侵入はあったものの、駆除区内で見られるウニは2センチ程度(昨年発生したウニが着底し育ったもの)の極小さいものが数個確認できる程度であり、「集中駆除」の効果を裏付ける結果を得ることができました。

     

     

    参加した生徒の声                         

    参加した生徒は、「海藻が復活してくれたので効果がありました。ウニが目に見えて減っていくのがおもしろかったしとてもやりがいがありました。自分たちががんばって結果が出たことがとてもうれしいので、ぜひ漁師さんにも活かしてもらいたい。」と満足そうな表情でお話ししてくださいました。

    支援した古田事務局長からは、「ウニ駆除したところはその面積に対して7~8割くらい海藻が覆うようになっている。この結果を県内の漁師に知ってもらいウニ駆除の取組みのモチベーションアップにしてもらいたい。」と高校生が取組んだ結果が海の再生の取組みを大きく後押しすることを期待しています。

    12月に校内発表、年明けに県内の水産関係団体が参加する水産研究・実践活動報告会にて結果をお知らせする予定です。

     


    <団体概要>

    団体名称 :鳥取ブルーカーボンプロジェクト「豊かな海の再生を目指して」実行委員会

            (公益財団法人 鳥取県栽培漁業協会)

    URL :http://tottori-bluecarbon.jp/

    活動内容         :鳥取県漁業協同組合、鳥取県、農林中央金庫らが官民一体となり、藻場の衰退の要因となっているムラサキウニの商品化をモデルケースとした海の豊かさの啓発等により、地域と共に鳥取の豊かな海を取り戻すことを目的に活動。

     

     

    日本財団「海と日本プロジェクト」

    さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。

    https://uminohi.jp/

     

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