むつ市の学校給食に、ロウソクホッケのフライボールを無償提供<大間アゲ魚っ子キャンペーン>【アゲ魚っ子を食べて学ぼう!】を実施いたしました!
情報解禁日時:2022年11月29日 09時01分
海と大間の未来づくり実行委員会は、津軽海峡の多様な海の宝を守り、海の食文化と豊かさを次世代につなげていくために、「大間アゲ魚っ子キャンペーン」を展開しています。
キャンペーンの学校連携事業として、大間町内の小学校に弁当の無償提供、魚さばき体験などを行ってきましたが、この度、第4弾として、むつ市・川内小学校で「アゲ魚っ子を食べて学ぼう!」を実施いたしました。むつ市立西通り学校給食センターの配食校4校(川内小中学校、脇野沢小中学校)の給食に、地元産の白身魚”ロウソクホッケ”のフライボールを無償提供しました。さらに、川内小学校の4年生の教室で「海の食育講座」を実施。講師が実際にロウソクホッケを捌いて見せながら、下北で獲れる魚の特徴や、海で起きている問題について学んでもらいました。海の資源に囲まれていることの幸せに気づき、その海の豊かさを守ろうとする心を育む取組みです。
この事業は、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団 海と日本プロジェクト”の一環です。
- イベント概要
開催概要:
①むつ市立西通り学校給食センターからの配食校に、「大間アゲ魚っ子ボール」ロウソクホッケを使ったフライボールを給食で提供
②川内小学校の4年生を対象に、下北半島を取り巻く海と漁業の特徴や海の問題を学び、ロウソクホッケを実際に捌いてもらいながら観察する海の食育講座を実施しました。
日時:2022年11月16日(火)11:10~12:35
開催場所:
①むつ市立川内小・中学校、むつ市立脇野沢小・中学校、全4校
②むつ市立川内小学校
参加人数:
①児童・生徒159名+教職員52名
②児童11名・教員3名
協力団体:下北地方水産事務所、むつ市立西通学校給食センター
- 下北半島の海は豊かな宝海!地元の漁の様子をクイズや動画で楽しく学ぶ!
川内小学校4年生11名に、海の食育講座を実施しました。
下北半島は、全国的にも珍しい4つの海に囲まれた豊かな漁場で様々な漁が行われています。「しろみ魚の図鑑」というイラストのチラシを配布して、周辺海域の魚の多様性を紹介し、講師の下北地方水産事務所の澤田篤技師が、マグロ、コンブ、ホタテガイ、サケなど、海水温の上昇によって以前ほど獲れなくなってしまった魚が多いことや、陸奥湾に面した川内町で盛んな、ホタテガイの養殖についてお話しました。動画やイラストを交えて楽しく、わかりやすく紹介しながら、クイズを出すと、子どもたちは、真剣に考えて答え、理解を深めていきました。
家族や親族に漁師がいる子どももいて、比較的海が身近で魚が好きな子どもも多いクラスでしたが、普段の食事は肉食が増えており、給食の「アゲ魚っ子」メニューを楽しみにしていたという嬉しい声も聞かれました。
- ロウソクホッケを観察。捌く様子を興味津々で見つめ、思わず「おいしそう!」の声も!
ホッケは、川内地区では比較的珍しい魚種で、魚体を初めて見る子どももいましたが、魚が様々な ヒレをうまく使って泳ぐ様子の解説や、食卓にあがるまでの三枚おろしの実演などを、興味深々で観察しました。
ホッケは群れで泳いでいるため、他の魚と一緒に漁の網に入ってくるのですが、まだ脂がのっておらず、ロウソクのように細い時期のホッケはあまり活用されていないので、すり身にして揚げることで美味しく食べられるアゲ魚っ子フライボールを開発しましたと伝えると「早く食べたい!」と期待の声があがりました。
SDGsの取組みにも力を入れている同校の子どもたちは、目の前の海を守る活動への関心も高く、授業の最後には、「海の未来をみんなでアゲアゲ!」の合言葉で、「海の未来を守る海の子になる!」と誓ってくれました。
- ロウソクホッケのすり身で作った「アゲ魚っ子フライボール」を給食で味わう!
「アゲ魚っ子フライボール」の提供は、昨年度(本年2月。アブラメを使用したもの)に続いて2度目。今年度は、ロウソクホッケを使用し、昨年と同様にすり身(小骨と皮も入っています)にツルアラメという海藻の粉末とオニオンソテーを加えて丸め、衣はほんのりカレー味でサクサク。1個20g程のアゲ魚っ子ボールを、小学生には2つずつ、中学生は3つずつ提供しました。
食育講座を実施した4年生以外の学年には、実行委員会が制作したオリジナル動画でキャンペーンキャラクター「アゲゴンベ」が、下北半島の海や漁業の特徴や、海の問題を3択クイズを交えて解説し、楽しく学んでもらいました。
昨年のメニューが美味しかったと覚えている子どもも多く、給食時間中に登場した「アゲゴンべ」を歓声で迎え、「また来てね!」と嬉しそうでした。
- 小学生児童・先生の声
<食育授業を受けた4年生の感想>
・クイズや動画で、とてもわかりやすく楽しく教えてくれて嬉しかった。
・川内で獲れる魚やホタテ漁について、知らないことが多かったので面白かった。
・魚をもっと食べて、海を守っていきたい。
<アゲ魚っ子フライボールを食べた感想(児童)>
・他の魚のフライボールも食べたい。
・美味しくてあっという間に食べた。また食べたい。
・魚は好きな方だけど、フライボールは特に美味しい。
<曽根智子校長先生のコメント>
・地域のプロの方々に教えてもらえる機会は大変貴重。SDGsに積極的に取り組んでいるので、海を守る心を育てる取組みとして大変有難い。
<団体概要>
団体名称:海と大間の未来づくり実行委員会
URL:https://omasaganacco.jp/
活動内容:多様な海の宝を守り、大間の子が海のことを知って育っていくために。地域で獲れる魚を楽しくおいしく食べるムーブメントを起こす活動
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/
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海のごちそう地域モデルin大間(海と日本2023) | |
所在地 | 青森県下北郡大間町大間字蛇浦道11-7 |
代表者 | |
設立 | |
資本金 | |
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リンク | https://omasaganacco.jp/ |