下北半島の子どもは魚っ子になーれ! 大間アゲ魚っ子ボールをむつ市内の小中学校4校の給食に提供
情報解禁日時:2022年03月09日 19時08分
海と大間の未来づくり実行委員会は、下北半島を取り囲む海の変化や漁業の問題に関心をもってもらい、食を通して豊かな海を守る心を育むことを目的として「大間アゲ魚っ子キャンペーン」を実施しており、2月24日(木)にはむつ市西通り学校給食センターで配食する川内小中学校、脇野沢小中学校の4校の児童・生徒250名に、「アゲ魚っ子ボール」を無償提供しました。 本キャンペーンは、マグロに頼らざるを得ない漁業、子どもの魚離れ…待ったなしのこの2つの課題を解決するため、地域で獲れる魚を楽しく美味しく食べるムーブメントを「子どもたち」から起こしていこうという取組みです。この取り組みは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。 (※本プロジェクトでは、魚っ子を方言で「さがなっこ」と読みます) 概要 ・実施内容:むつ市学校給食センターに、給食メニューとして「大間アゲ魚っ子ボール」を無償提供し、海の食育活動を実施。 ・提供校と食数:むつ市立川内小学校・川内中学校・脇野沢小学校・脇野沢中学校 250食 ・実施日:令和4年2月24日(木) ・協力団体:むつ市教育委員会、青森県産業技術センター下北ブランド研究所、下北地域県民局地域農林水産部むつ水産事務所 アブラメのすり身で作った「アゲ魚っ子ボール」を給食メニューで味わう! 海と大間の未来づくり実行委員会は、青森県大間町を中心に「大間アゲ魚っ子キャンペーン」を展開しています。高値を付けるマグロだけでなく、地元でとれるあまり活用されていない白身の魚に注目して、子どもたちにも食べやすいフライを「大間アゲ魚っ子」として提案。海のごちそうを通して海の豊かさを知り、海を守る心を育もうという取り組みです。この取り組みを下北半島全域に広げていくために、この度、むつ市西通り学校給食センターからの配食校4校に、アゲ魚っ子ボールを無償提供しました。 今回提供したメニューは、フライドフィッシュ・ボール、通称「アゲ魚っ子ボール」です。アブラメのすり身(小骨と皮も入っています)にツルアラメという海藻の粉末とオニオンソテーを加えて丸め、衣はほんのりカレー味でサクサク。1個20g程のアゲ魚っ子ボールを、小学生には2つずつ、中学生は3つずつ提供しました。 海の食育として「しろみ魚の図鑑」を配布 「アゲ魚っ子ボール」とともに、「しろみ魚図鑑」と取組みの趣旨を子どもたちにもわかってもらうための海の食育学習資料を配布して、海の食育活動を行いました。 川内小学校の5年生のクラスでは、給食の前に、実行委員会が作った動画を流し、担任の先生から大間アゲ魚っ子キャンペーンの趣旨をお話していただきました。当初は、実行委員会メンバーとむつ水産事務所の職員が、給食の時間に海の食育講座を実施する予定でしたが、黙食に配慮して当日は資料提供のみ行いました。 <食育学習資料ダウンロード> しろみ魚の図鑑 https://drive.google.com/file/d/1OQ44-AwIHZLv6_jVepF4S3RhoQcR7JGi/view?usp=sharing 下北半島の子どもは魚っ子にな~れ https://drive.google.com/file/d/1Tx83dAVqsazhu2BnY8H2q7B_guyNhICk/view?usp=sharing コメントや感想 川内小学校5年生の児童からは、「とてもおいしい、家でも作ってみたい。」「動画や資料を見て、目の前の海の様子も変わってきているということや、大間でもマグロ以外の魚も獲れるということが分かった。」「しろみの魚の種類がいろいろあって興味がわいた」などの感想が寄せられ、普段魚を食べない子どもも含めて、全員完食しました。 担任の田中春香先生は、「普段魚を食べない子供も完食していたので驚きました。焼き魚だと骨が気になってきれいに食べられない子供でもミンチにしたものは食べやすいようです。動画や資料を見てからいただいたので、『海藻が入ってる』とか『骨や皮も入ってるの?』など、普段の給食と違って興味をもって食べていました。釣りをする子供もいますし、目の前の海のお話で、身近に感じられたようです。」と話してくれました。 また、栄養士の久保真彩先生からは、「子どもの魚離れが進んでいるのは、魚を食べる機会が少なくなっているからだと思います。給食で魚をおいしく食べることによって、魚もおいしいものだと関心を持ってもらえるといいと思います。アゲ魚っ子ボールは、塩分控えめながら、ほんのりカレー風味で魚臭さもなく、骨や皮ごとミンチにしている食感も感じられて、お肉ではないというのがわかります。子どもたちも完食していたので美味しかったのでしょう。とてもいい機会をいただいたと思います。」とコメントをいただきました。 団体概要 団体名称 :海と大間の未来づくり実行委員会 所在地 :下北郡大間町大字大間字大間76-2 会長 :大見義紀 設立 :2020年12月10日 URL :https://omasaganacco.jp/ 活動内容 :・マグロを守り、マグロを超える新たな価値を作り出すためのあらゆる活動 ・そのために、関係する各団体の連携を促す活動 日本財団「海と日本プロジェクト」 さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。 https://uminohi.jp/ お問い合わせ先 海と大間の未来づくり実行委員会 事務局 島康子 電話番号 :0175-37-5073(Yプロジェクト内) メールアドレス:info@yroject.co.jp FAX:0175-37-3926 海と大間の未来づくり実行委員会は、「日本財団 海と日本プロジェクト」の一環として、次世代へ海を引き継ぐため、海を介して人と人がつながることを目的として、本事業を実施しています。
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海のごちそう地域モデルin大間(海と日本2023) | |
所在地 | 青森県下北郡大間町大間字蛇浦道11-7 |
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