VTuberがオンラインでSDGs出前授業! 院内学級生徒が360度映像で海のお仕事を学ぶ 水中ドローン×海洋 VR「Virtual Ocean Project」を開催しました!
情報解禁日時:2021年10月04日 23時11分
⼀般社団法⼈ ⼦ども冒険体験創造ラボは、VR コンテンツ体験を通して、海の素晴らしさと、マイクロプラスチック問題や海の酸性化など、今、海で起こっている問題について幅広い世代へ伝えていくことを⽬的に、2019年度より活動を⾏っています。2021年度は、コロナ禍を鑑み、オンラインでの海の学び授業を日本全国の複数の院内学級で実施予定です。全7回(予定)の授業のうち、第2回目の授業を9月15日(水)に神奈川県立横浜南養護学校で、小学部の生徒3名と中学部の生徒4名を対象にオンライン授業を行いました。授業では、海中360度映像を利用し、さらにバーチャルキャラクター(VTuber)イルカの”ブッチくん”が生徒とコミュニケーションをとることで、楽しく海について学んで頂きました。 「Virtual Ocean Project」は、水中ドローンと最新の IT 技術を⽤いて新しい海洋 VR(仮想現実) コンテンツを世界 に発信するプロジェクトです。 公式サイト:https://www.virtualocean.jp/ このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。 イベント概要 【第2回出前授業】 ・日時:2021年9月15日(水)10:50~11:35, 12:55〜13:45 ・場所:神奈川県立横浜南養護学校 ・配信方法:Zoomによる配信、授業が行われた多目的ルームおよび病室につないでのオンライン授業 ・人数:小学生3名、中学生4名 イルカのブッチくんと水中ドローンを操作して海を調査する体験! 授業のタイトルは「海のお仕事を体験しよう」。 生徒たちはバーチャルキャラクターの「イルカのブッチくん」とともに、依頼された海のお仕事を体験しながら、海について学んでいきます。海の調査をしてほしいという依頼に対し、水中ドローン映像を生徒の声で操作することによってミッション遂行していくという流れとなります。 授業中は「イルカのブッチくん」がナビゲーターとなり、参加者と軽快な掛け合いをしながら楽しく授業が進行していきます。 プログラムの冒頭、イルカのブッチくんが「海では今多くの問題が起きているんだ。それを身をもって知るためにも今日は様々な海のお仕事を手伝ってほしい!」と説明し、授業がスタートしました。 「沖縄の海の生き物を調べてほしい」と依頼された生徒たちは、ドローンの360度映像を声で操作して、任意の方向を向きながら海の中を観察しました。「なんか出てきた!」と驚きながら、 水中での魚やカメ、ジンベイザメたちの様子を観察していました。 ■水中ドローンとは 水中ドローンとは、水の中を潜水・潜航しながら撮影できる小型無人機の通称です。陸上や船上から遠隔で操縦を行い、リアルタイムで機体の撮影映像を確認できます。 人間が潜るには危険な状況でも調査ができることから、漁業・養殖業の調査や、港湾・船舶・ダムの点検作業など、様々な分野で活用、普及が進んでいます。 ミッション ① サメの写真を撮ろう ② 沖縄生態調査 生徒たちには2つのミッションが課せられました。生徒たちは、声でドローンを操作し、生き物を発見すると、「ショット!」と言って生き物を撮影し、表示された生き物の情報に興味津々でした。アオウミガメやジンベエザメなど様々な海の生き物を発見しました。 さらにイルカのブッチくんからクイズが出題され、地球温暖化によってウミガメの性別が変化している、というショッキングな内容に生徒も驚いた様子でした。 クイズの中でイルカのブッチくんから、地球温暖化についてお話がありました。 「日本近海での海面の水温は、この100年で1度以上熱くなったんだ。このままいくと、2100年までにおよそ1度〜3度の上昇が予想されている。海の温度があがると、そこに住めなくなる生き物もでてくるから、 食卓に並ぶ魚がガラッと変わる可能性があるかもしれないな。地球が温暖化している理由の一つが、さっきの酸性化でも出てきた、人類が出す大量の二酸化炭素なんだ。温暖化が進めば、さっきみんなが見たようないろんな種類のお魚は見られなくなる。「生物多様性」っていうのがなくなっちゃうんだな。自分たちもそうだし、将来の子どもたちのためにも、考えていかないといけないね。」生徒たちは真剣に耳を傾けている様子でした。 生徒たちはその後も依頼とクイズをこなしていき、「海の温暖化」「海の酸性化」「生物多様性」について学んでいきました。 参加した生徒の声 地球温暖化により海が酸性化するとサメの歯やウロコが溶けるに驚いた。ゴミをポイ捨てしないなど海を汚さないようにしたいと思う 海の環境が崩れていくのは、我々人間にとっても動物にとっても嫌なことなのなので、そうならないように気をつけたいと思う 担任の先生の声 生徒がとても楽しんで参加できていました。また学習難易度もちょうどよく、また参加したいとの声もあがっていました。 地球温暖化の授業の事前学習をおこなっていたもあり、より深く理解することができました。生徒も今後も地球温暖化について考える際にこの授業を思い出すと思います。 今後も、最先端技術を用いることで、コロナ禍の子どもや、海を体験することが難しい全ての方に海体験を提供することを目標とし、さまざまな最先端の技術を用いて活動を推進していきます。
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先進テクノロジーによる海の体験格差解消プロジェクト(バーチャルオーシャンPJ2022)(海と日本2022) | |
所在地 | 東京都港区新橋5-26-5ウッドグループビル |
代表者 | |
設立 | |
資本金 | |
従業員数 | |
リンク | https://www.virtualocean.jp/ |