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    315年続く伝統的酒造の酒蔵が再出発!

    日本酒「小国桜川」のある食卓風景を未来に繋げたい~コロナ禍と大雨土砂災害による経営危機を乗り越え再出発~山形県飯豊山麓小国町唯一の酒蔵「桜川酒造」が、経営危機を乗り越え再出発します。

    情報解禁日時:2023年02月10日 13時01分

    CAMPFIRE内プロジェクトページはこちらから(2023/03/31 23:59:59まで)

    https://camp-fire.jp/projects/view/650643

     

     

    桜川酒造の渡部美聡(ワタナベミサト)です。経営体制が2023年から代わって女性が全面的に表に立つことになり、パートナーのカモスク(酒蔵カフェ&コワーキングスペース)店長のムラカミユリさんと、私達の活動を支えてくださる方々と、「小国桜川」のある食卓風景を100年先にも繋げていく挑戦を応援して頂けたら嬉しいです。

    桜川酒造のこれまで~成り立ち~

    1706年(宝永3年)創業と伝承されている桜川酒造は、山形県の西南部・新潟県との県境飯豊山麓に位置し、夏は盆地でとても暑く、冬は全国有数の豪雪地帯です。この恵まれた自然豊かな環境は、良い酒を造るのに最適な水や環境を提供してくれます。名君と誉れ高い上杉鷹山公の治めた上杉藩の番屋であった小国町は、米沢街道・荒川という水陸行路の拠点として多くの人が行き交う場所であり、移動する人々を労う酒蔵の役割を担い続けてきたと聞いています。

    甑倒し(こしきだおし)で記念撮影

    小国桜川の特徴桜川酒造のこれまで~大切にしてきた伝統的酒造り~

    この雪深い小国町で育ち、日本酒の大好きな地元育ちの蔵人達が、手間暇厭わず寝食を忘れ創り出すお酒は造り手の心が伝わってくるお酒となり、柔らかさを感じていただけるのではないかと思います。造りの一番のこだわりは麹造り。麹菌を上手く繁殖させるために綿密な温度管理が重要で、麹室の担当者は2時間おきに足を運び、夜間手入れ等の過酷な作業を続けまるで我が子のように麹の様子を見守ります。洗米も仕込みの大半は手研ぎを行っています。麹は蓋麹、搾りは酒袋の吊るしによる自然な搾りを心掛けるなど出来うる限り手作業の良さを活かすことに努めています。酒造り(蒸かし)の作業風景機械化が進むこの時代にあえて昔ながらの道具を大切に使い、過酷な作業で仕込む酒は酒蔵の歴史に対する思い入れや、造りに向き合う熱い情熱、道具に対する愛情を注いでます。飲んでいただけるお客様に蔵人の思いが伝わるような日本酒にと祈りを込めて。酵母と麹が産みだす自然な香りは、食事の邪魔をせず会話を弾ませてくれるよう、香味のバランスを大切にしていきたいと思っております。現在、「伝統的酒造り」をユネスコ無形文化遺産(人類の無形文化遺産の代表的な一覧表)へ提案する運動がありますがその実現を願います。

    作業場で造り始めのご祈祷桜川酒造のこれまで~農家さん達と紡いできた酒米・麹の研究の成果~

    地元小国町の若手酒米農家が酒米研究会を立ち上げ、作付けしてくれたお米(出羽の里・美山錦)を中心に兵庫県の山田錦や岡山県の雄町等厳選した酒米と飯豊山の伏流水の井戸水を使用しています。その水はやわらかく癖もなく、口に含むと甘みを感じる良質の超軟水です。

    麹米が兵庫県産山田錦35%精米・掛米が岡山県産雄町35%精米を使用した純米大吟醸には、山形KA酵母。小国産米出羽の里60%精米を使用した純米酒にはNF-KA酵母。小国産米美山錦50%精米を使用した純米吟醸には山形KA酵母。山形県工業技術センターで開発された酵母を使い、仕込みを行っています。酒造り(洗米)の作業風景

    蔵人が目指す日本酒「小国桜川」は、適度な含み香を持った、きめ細やかで上品な中にまろやかで豊かなふくらみのある味の日本酒です。私たちはお客様の心に語りかけるお酒を造り続けたいと思っております。

    小国町の酒米農家さんと一緒に

    桜川酒造の経営危機~コロナ禍と2022年8月豪雨台風による大雨土砂災害~

    コロナ禍による日本酒の出荷量の減少や、外食スタイルの変化に伴う売上の減少が続き、経営が大変厳しい状況が続いていました。そんな中、8月の線状降水帯による大雨の影響で、道路は陥没。土砂崩れにより一時孤立にもなり、お客様が輪をかけて激減してしまいました。酒蔵は用水路が土砂で埋まり、取付口が壊れ、農家さんも用水路の破損や稲の痛み等大きなダメージを受けました。コロナ禍により激減した売上に、大雨の影響で更なるダメージを受け経営が更に厳しくなり、一時は今年お酒を造る資金がないほどの状況に陥りました。そこで、酒蔵カフェ・カモスク®を運営するYOKAMOSや地域外からの移住者・関係者の応援を頂き、経営体制を変えて再出発する事になったのです。

    大雨土砂災害の写真

    YOKAMOSに関わる人達桜川酒造のこれから~小国桜川のある日常の食卓風景を繋いでいくサクラガワカモスクエア構想~

    『「小国桜川」というお酒は、ハレとケという特別な時間のみならず、日常の勤労(働く=端を楽にする)した自分を労り、誰かとの対話を重ねてお互いを知り関係を醸す時間に大切な存在だと思っています。それは300年前の創業時から今も変わらず、これからもそうあり続けたい』と、新しく経営に参画した石井宏和さんは語ります。一方、私達若い世代も含め、以前よりもお酒を飲まなくなった社会背景・現実もあります。そこで、【日本酒・小国桜川好きの人にもお酒が飲めないという人にも、私達桜川酒造と一緒に『小国桜川のある食卓風景を100年後にも残していく運動』=サクラガワカモスクエア構想】の実働に向けて1月から動きだしました。

    具体的には、①小国桜川・新ブランドの開発 ②小国桜川のある日常の食卓風景の新しい楽しみ方 ③お酒を飲まない人にも桜川酒造のお酒づくりの想いを感じてもらえる取組 の3つです。

    サクラガワカモスクエア構想 

     小国桜川のある日常の風景桜川酒造のこれから~小国桜川・新ブランドの開発~

    現在の「小国桜川」は、きめ細やかでやわらかく優しい味。麹の力と山形KA酵母による自然な香りが魅力の日本酒で、料理の脇役として会話を弾ませてくれる癒しの味。そんな「小国桜川」を愛してくださる方も多いです。一方、コロナ禍による外食スタイルの変化・お客様のニーズの変化による影響は大きく、売上の減少が続いているので、従来の「小国桜川」の自然な香りと癒しの味である商品は今まで通り残しつつ、お客様のニーズに対応した新ブランドを開発し、新たな桜川酒造の日本酒にチャレンジします。

    現在の小国桜川の商品

    新たにチャレンジする純米大吟醸は、小国産米美山錦50%精米。水は硬度50㎎以下のクセがなく、まろやかで甘みを感じる超軟水の井戸水。酵母は山形県工業技術センター開発のYK009。低酸性で発酵力があり、リンゴの香りのようなカプロン酸エチルとバナナの香りのような酢酸イソアミルのバランスがよく、食中酒にちょうどいい高気成分が期待できます。この素晴らしい組み合わせで、長期低温発酵で純米大吟醸を醸し、自己主張しながらもキレのいい後味・インパクトのあるお酒を目指します。春から秋冬にかけて酒質のバランスが崩れず、年間通して美味しいお酒を造れるよう蔵人一丸となり切磋琢磨しています。この新しい純米大吟醸は、タンク一本の為限られたお店だけの限定流通として新ブランドを立ち上げ販売します。

    新しいブランド酒のイメージ

    桜川酒造のこれから~小国桜川のある日常の食卓風景の新しい楽しみ方を創る~

    これまで「小国桜川」は町内の方を中心に愛飲して頂いていましたが、少子高齢化が進み人口も7000人を切ろうとしている現状で、町内を中心に事業を組み立てるのは非常に難しい現実です。そこで、地酒専門店様をはじめ外部協力者のお力をお借りし、これまでの弊社の弱点である飲食店様で飲んで頂く機会を増やします。

    また、SUZUGROUPオーナーシェフ食文化プロデューサーの鈴木将さん(YOKAMOS経営陣)や石田陽介さんをはじめとしたソムリエ・唎酒師の方と一緒に「小国桜川」の新しい楽しみ方、料理・ペアリングの機会をカモスクで創っていきます。酒蔵ツーリズムとも呼ばれる活動を展開していきます。ここで2月に企画しているイベントをご案内させて頂きます。

    桜川酒造のこれから~お酒を飲まない人にも桜川酒造のお酒づくりの想いを感じてもらえる取組み~

    お酒を飲まない方にも私達のモノづくりにかける思いを感じて頂きたいです。小国桜川の酒粕を使った商品や座敷・石蔵等、酒造りに関わるサービスをYOKAMOS®が開発・提供してくれているので、お酒以外の切り口でも私達に関わって頂き、酒蔵や酒蔵カフェ・カモスクを訪れて頂きたいです。

    酒蔵カフェ&コワーキングスペース「カモスク®」

    さらには、桜川酒造の座敷部分を改修し、滞在施設「ヨイドコ(YOIDOKO)1号」をスタートいたします。「ヨイドコ」は、一日一組限定の滞在施設で、「ヨイドコ」の「ヨイ」は酔い・宵・良いなどの意味を「ドコ」は床・所・処を意味し、皆さまが滞在する際に酒蔵でお酒も楽しみつつ、桜川との時間を楽しんでいただけるような空間を目指したいという私達の意思を込めています。2023年1月に改修工事を終えて本格始動に向け、現在準備を進めています。

    桜川座敷で展開するYOIDOKO

    桜川酒造を応援してくださる方へ~広報・営業担当 渡部美聡より~

    桜川酒造に入社したいと思ったのは、歴史ある小国町唯一の酒蔵の一員となり一緒に盛り上げていきたいと思ったからです。成人してから入社するまで、お酒は数えるほどしか口にしていませんでした。本音をいうと飲みたいとも美味しいとも感じたことがなかったのです。ある日、瓶詰め作業をしていた時、日本酒とは思えないフルーティな香りに気づき、初めてこのお酒を呑んでみたい!と思いました。そのお酒は「純米大吟醸・雫」でした。酒造りを知っていく中で、寝る時間を削り泊り込みで麹造りをする蔵人の姿・できる限り手作業で造る姿・お客様のことを考え大事にする姿勢・美味しい日本酒飲ませるからな~と笑顔で私に言った姿を近くで見た時、この素晴らしい桜川酒造と魅力ある「小国桜川」をもっと多くの人に飲んでもらいたい・町外や県外の方にも知って頂きたいと思います。その為に、お酒を飲む方・飲まない方向けに返礼品をユリさんと考えました。

    小国桜川とユリさんと渡部

    もろみ造り

    桜川酒造を応援してくださる方へ~桜川酒造より~

    経営危機からの体制の変更・新商品開発等の挑戦には、香り穏やかでおとなしい酒質のお酒を製造してきている弊社のスタイルから新しい酒質のお酒を造ることに対して当初は蔵人内で抵抗がありました。しかしながら目の前の状況は非常に厳しく、守りの姿勢で事業をしていては衰退の道を進んでいくばかりで先細りの状況から抜け出すことが出来ないと思い、新たな一歩踏み出すことにしました。そして今、風土は少しずつ変わりはじめています。

    私達の暮らす小国町は豪雪の町、自然環境の厳しいこの土地は酒米の栽培に適し、酒造りの環境にも最適な場所です。造り酒屋である私たちが先に夢を追いかけなければ、酒米農家さんがせっかく作付けしても酒米が余り農業文化の継続も厳しくなります。315年紡いできた、「小国桜川のある日常の食卓の風景を100年後に繋げていく」。伝統的酒造りや飲んで頂く方への私達の役割を大切にしながらも、時代の変化に合わせ新しい酒造りや地域づくり「サクラガワカモスクエア構想」に挑戦する。それが桜川酒造に必要な取組です。

    原料米の調達から新商品の企画開発・資材の調達・デザインの版代等々の資金を皆様のお力をお借りして、第一弾の挑戦を成功させたいです。新商品ができた際には、蔵人の思いと酒米農家・小国町の風景に思いを馳せて、ご協力いただいた皆様と新たにチャレンジしたお酒で乾杯したいものですね。

    最後になりますが、私達の新しい挑戦・再出発に皆様のお力添えをお願い申し上げます。

    小国桜川とユリさんと渡部と塩川で皆様とお会いできるのを楽しみにしています!

     

     

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    『桜川酒造再出発プロジェクト』PR事務局
    所在地 東京都港区赤坂1丁目12−32 アーク森ビル35階(PR事務局所在地)
    代表者 CAMPFIRE『桜川酒造再出発プロジェクト』PR事務局
    設立
    資本金
    従業員数
    リンク https://camp-fire.jp/projects/view/650643
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