「海と日本プロジェクト号」出発進行~! 「瀬戸内こども調査団」の海への思いをのせた電車が 広島の街で運行開始しました!
情報解禁日時:2023年10月16日 09時58分
一般社団法人瀬戸内プロジェクトin広島は、7月23日~24日の2日間、広島県内の小学5、6年生20人が、名産の「カキ」と世界的にも珍しい「ミヤジマトンボ」という異なる生き物を通して宮島の海のすばらしさと海が抱える問題を学び、自分事として解決策を考える海洋体験学習イベント「瀬戸内こども調査団in宮島~世界遺産の宮島、奇跡の海から学ぶ~」を開催いたしました。
この度、その成果発表の場となる広島電鉄ラッピング特別電車『海と日本プロジェクト号』の運行を開始しました。この特別な電車は11月7日までの約1カ月間、広島市内と世界遺産厳島神社のある宮島へ向かう路線で通常運行されます。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
イベント概要
【特別電車出発式】
・開催概要 前出特別電車を前に、セレモニーを実施。関係者の挨拶に続き、
調査団員とその家族が特別電車に試乗体験、車内で表彰式を実施。
・日程 2023年10月7日(土)10時30分~11時
・開催場所 広島県廿日市市宮島口1丁目11(広島電鉄宮島口駅構内)
・参加人数 調査団員19人(一人病欠)とその家族、関係者含め およそ50人
【宮島の海を学ぶ調査イベント】
・開催概要 公募した県内小学5・6年生20人で結成した「瀬戸内こども調査団in宮島」が
名産「牡蠣」と絶滅危惧種「ミヤジマトンボ」を学ぶことを通して、広島の海の特徴と抱える問題を知り「自分事」として考える調査学習を世界遺産宮島で実施。
・日程 2023年7月23日(日)~24日(月)
・開催場所 広島県廿日市市宮島町、地御前
・参加人数 20人
【森づくり体験イベント 宮島新聞作り、ラッピング電車デザイン完成発表イベント】
・開催概要 「瀬戸内こども調査団」の子どもたちが、宮島の海への影響を知るため森づくりを体験、
同日、これまでの学びを復習しながら、その成果をまとめた「宮島新聞」と絵やデザインを
最終仕上げし、仲間の前で発表。
・日程 2023年9月18日(月・祝日)
・開催場所 広島市中区
・参加人数 20人
・協力団体 ミヤジマトンボ保護管理連絡協議会、広島県自然環境課 宮島水族館(みやじマリン)、
地御前漁業協同組合、広島県環境保健協会、広島電鉄
・後援 広島県教育委員会、県内全23市町教育委員会
名産「カキ」と幻の「ミヤジマトンボ」を通して広島の海のピンチ!を知る
今回調査団が調査したのはG7広島サミットでも注目された世界遺産「宮島」の海。
世界的な観光地であると同時に、宮島の海は広島名産『カキ』の養殖で有名、さらに世界的に珍しいミヤジマトンボの生育地でもあります。
調査団員20名は宮島の海を徹底調査。一日目は、地元の子どもでも知らない広島カキの秘密を調査するため、宮島の海のカキいかだへ。広島の海の特徴がカキ養殖に上手く利用されていること、最近AIやアプリなど養殖の技術も日々進化していること、その一方で海の環境が変化し、カキの生育不良が問題になっていること、養殖に使用する道具が海洋汚染(海洋ごみ)の原因になっていること、それらの問題への漁師さんたちの取り組みを学びました。
二日目は、宮島に7000年前から変わらず生息するミヤジマトンボの生息地を特別に調査しました。専門家からミヤジマトンボが生息できる環境の特徴である潮汐湿地の特徴や、原生林からの真水と干満による海水が混ざり合う汽水域があったからミヤジマトンボが生き残ってきたということ。生息地は、かつて瀬戸内海の各地にみられた自然海岸の姿であること。古来宮島自体が信仰の対象で開発を免れたこと。その生息地ですら、人間の経済活動による気候変動による温暖化や異常気象、生態系の変化、海洋ごみの影響を大きく受けていることを学びました。
二日間の調査を通して彼らは、カキとミヤジマトンボは全く違う生き物であっても、宮島の海が「豊かな海」でなければ生きていけないことに気づきました。そしてこの学びを周りの家族や友達はもちろん、一人でも多くの人に伝えよう、という気持ちを強く持ちました。
イベントの様子はこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001801.000077920.html
子どもたちの学びの成果が世界に一つだけの特別な電車に!
そして地元老舗和菓子メーカーとのコラボ饅頭も販売中!
暑い中二日間宮島の海について学んだ子どもたち。夏休みの間に学んだことをしっかり整理して、9月にはさらに学びを深めるべく「(海とつながる)森づくり体験」をし、学びの成果「宮島新聞」完成させました。さらに「宮島の海の生き物」をテーマにした絵やイラストを描きました。
完成した「新聞」と子どもたちの絵やイラストで飾られた世界唯一の特別電車は、これから1か月間、毎日たくさんの人が通勤通学で利用し、全国や海外からの観光客も乗る、宮島線と広島市内を走ります。さらに子どもたちの絵とイラストは地元和菓子メーカーの特別限定商品に刻印し「宮島の海のいきもの饅頭」として特別パッケージで販売中です。子どもたちが力を合わせて作った、世界に一つだけの夢の電車、そして宮島の海を感じるお土産「宮島の海のいきもの饅頭」。「瀬戸内こども調査団」の子どもたちは、自分たちの、地元の海を大切に思い守っていくという決意表明が、一人でも多くの人の目に触れ、一人でも多くの人の手に渡ることを心から祈っています!!
【「宮島の海のいきもの饅頭」概要】
・販売場所:そごう広島店5階 『ヒロシマルシェ エット』
・販売価格: 1,080円(税込み)
【「海と日本プロジェクト号」概要】
・広島電鉄 宮島線並びに広島市内線(広電宮島口駅~広島駅間)
・運行期間:10月7日(土)~11月7日(火)
参加した子ども・保護者からの声
調査団の子どもから
Q.今回の自分の新聞が掲出され、自分の絵でラッピングされた特別電車を見てどう感じた?
A.感動した!想像していたよりすごかった。
Q.新聞、絵・イラスト自分で点数をつけるとしたら何点?
A.85点。(残りの15点は)他の仲間の新聞など見ると「そうかこんな書き方もあった」
と思ったから。
Q.特別電車に乗った人にどんな風に見てほしい?
A.地元の人でも意外に知らないこともあると思うので、「へえ~」を思ってみてほしい。
A.カキもミヤジマトンボも僕たちが海を守っていかないと生きていけないことを知って欲しい。
保護者から
・学校や親では教えてられないこと、体験させられないことを今回たくさん体験して帰ってきた。
・海に興味があったが、ただ好きということから、どうして海が好きなのか、海が好きだったらどん
な風に海とつきあっていくべきなのか、五感を使って感じて考えてくれた気がします。
<団体概要>
団体名称 :一般社団法人瀬戸内プロジェクトin広島
URL :https://hiroshima.uminohi.jp/about/
活動内容 :海と日本プロジェクトのコンセプトをもとに、“広島県民”が“瀬戸内海”への好奇心を持ち、
行動を起こすムーブメントを作ることを目指して、展開しています。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
<お問い合わせ先> 団体名:一般社団法人瀬戸内プロジェクトin広島 担当者名:吉富克利 (中国放送テレビ局 企画推進部) 電話: 082-222-1104(平日10時~17時) メールアドレス:setouchi@rcc.co.jp |
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一般社団法人瀬戸内プロジェクトin広島(海と日本プロジェクトin広島) | |
所在地 | 広島県広島市中区基町21-3(株)中国放送テレビ局企画推進部内 |
代表者 | 徳永英生 |
設立 | 2022年10月3日 |
資本金 | |
従業員数 | |
リンク | https://hiroshima.uminohi.jp/ |