大学生・大学院生による ポイ捨て見てるよ坊や看板調査を実施しました!
情報解禁日時:2022年04月01日 22時35分
うみゴミ対策琵琶湖プロジェクト実行委員会は、滋賀県立大学廃棄物バスターズに協力を依頼して、前年度に琵琶湖岸に設置した「ポイ捨て見てるよ坊や」看板の効果を調査し、このほど結果が提出されました。 このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策事業「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。 実施概要 2021年2月に彦根市の琵琶湖岸3カ所に設置した 「ポイ捨て見てるよ坊や」看板の効果を検証するため、約10カ月の設置期間中に2回、ごみの量と種類などを調査する。 ・調査日程:2021年6月29日(火)、2021年11月5日(金) 各日3時間程度 ・調査場所:看板を設置した下記3カ所 ①湖岸緑地 大藪公園(彦根市大藪町) ②湖岸緑地 松原公園(彦根市松原町) ③湖岸緑地 南三ツ谷公園(彦根市南三ツ谷町) ・調査団体:滋賀県立大学廃棄物バスターズ 看板について ・昨年度、県内の小学生から応募のあった 16 点から選ばれ た。 米原市の小学5年生、塚口春香(つかぐち・はるか) さんの作品。 琵琶湖の環境保全への訴えとポイ捨てダメの 訴えが一目で分かりや すく、一見ドキっとするような表情 で見張られている様子が特徴。 ・看板の大きさは A2サイズ(420 ㎜ × 594 ㎜) 設置後の 高さは 1,421 ㎜ ・看板にはプロジェクトの趣旨や、自然に 還る素材を一部使用してい ることが書かれている。 調査方法 調査場所3カ所で、それぞれ①看板付近 ②看板が見えないエリア の2グループに分かれて、ゴミ調査データカードに従って、種類と数を調べる。 【調査1回目】 日時:2021年6月29日(火)11:30~15:00 回収したごみの量:燃えるごみ・・・9.7kg、燃えないごみ・・・2.6kg 看板付近 看板が見えないエリア 包装容器(飲食) 194 包装容器(飲食) 89 包装容器(飲食以外) 16 包装容器(飲食以外) 72 生活用品 35 生活用品 63 タバコ 31 タバコ 55 その他 4 その他 61 破片・かけら(元の形の2/3以下になったもの) 36 破片・かけら(元の形の2/3以下になったもの) 63 【調査2回目】 日時:2021年11月5日(金)13:00~16:00 回収したごみの量:燃えるごみ・・・4.2kg、燃えないごみ・・・2.8kg 看板付近 看板が見えないエリア 包装容器(飲食) 105 包装容器(飲食) 98 包装容器(飲食以外) 4 包装容器(飲食以外) 96 生活用品 10 生活用品 94 タバコ 22 タバコ 91 その他 20 その他 73 破片・かけら(元の形の2/3以下になったもの) 41 破片・かけら(元の形の2/3以下になったもの) 59 廃棄物バスターズの考察と看板のその後・・・ 2回の調査を終え、2022年2月に当実行委員会に調査結果が廃棄物バスターズから提出されました。2回の調査を通じて看板付近のごみの量は少なく、かつ2回目は燃えるごみが大幅に減る結果となり、看板がポイ捨ての抑止力につながっていると考えられるとの見解を得ました。看板のデザインは子どもに見張られているというドキッとするもので、瞬間的に感じる罪悪感がより効果を増幅させたと考えられるとのことでした。なお、コロナ禍によるマスクなどのごみの増加がみられ、時代に即した不法投棄への啓発が必要になってきていることと、繰り返し利用できるテイクアウト容器などを導入することで、ごみを減らすではなく、ごみになるものを減らす取り組みが効果的ではないか、との意見をいただきました。 ポイ捨て見てるよ坊や看板は、残念ながら今回調査した地点での占用期間が終了するため撤去しましたが、この看板の効果を知った高島市役所環境政策課より、市内の琵琶湖岸のポイ捨てごみ削減に役立てたいとの申し出を受け、3基とも寄贈させていただきました。まもなく高島市の湖岸に設置される予定です。 団体概要 団体名称 :うみゴミ対策琵琶湖プロジェクト実行委員会 団体所在地 :滋賀県大津市鶴の里16‐1(事務局:びわ湖放送内) 電話番号 :077-524-0153 代表者 :石河 康久 実行委員長(滋賀県琵琶湖環境部長) 設立 :2019年2月22日 URL :http://bbc-tv.co.jp/umigomi/ 活動内容 :「琵琶湖と海はつながっている」を合言葉に、世界中で問題になっている「海洋ごみ」を自分ごととして捉えてもらう事を目的に、啓発イベントや商品開発、調査・分析などを、自治体や教育委員会、専門家、各種企業団体と連携して進めています。 CHANGE FOR THE BLUE 国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。 産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。 https://uminohi.jp/umigomi/ 日本財団「海と日本プロジェクト」 さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。 https://uminohi.jp/
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山と湖と海でつなげようBLUEの輪 | |
所在地 | 滋賀県大津市鶴の里16-1 |
代表者 | 高橋啓一 |
設立 | 2023年2月11日 |
資本金 | |
従業員数 | |
リンク | https://shiga.uminohi.jp/report/gomizero/ |