羽曳野いちじくで作った無花果クラフトビールを大阪を代表するお土産にしたい！

CAMPFIRE内プロジェクトページはこちらから(2023/03/12 23:59:59まで)

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こんにちは

農で笑顔と彩りを届ける藤井農園です。
私たちは大阪府羽曳野市というところで、いちじくを生産・販売している農家です。
日々、美味しいいちじくを作るために頑張っているのですが、たまたまスタッフみんなが酒飲みでして…
もちろんビールも大好きで、よくみんなで飲んで酔っ払っています。

そんな中で、最近クラフトビールが流行っているということを知り興味を持っていたところ、実はいちじくビールも作れるということが分かりました。

『自分たちが生産しているいちじくを使って、自分たちが大好きなビールができたら最高じゃないか？』

ということで、いちじくのクラフトビールを作りたいという私たちの想いが今回のきっかけです。

ただ、いちじくビールを作りたいといっても醸造所にお願いをしないといけません。
ビール作りについて何も知らないのでいろいろ調べたりお話を聞きに行ったりして

『どこにお願いをするのがいいのかな？』

と考えていた矢先、偶然にも藤井農園から徒歩10分程のところに小さな醸造所【株式会社道明寺麦酒 道明寺天満宮門前醸造所】がオープンしたのです。

私たちが生産しているいちじくは地域の特産品になっています。

『特産品のいちじくを使って地元の醸造所でクラフトビールを作ることができれば、地元に根差した商品ができる！』

そう思ったら、どうしてもここでビールを作りたいという気持ちになり、飛び込みで

『いちじくビールを作りたい！』

とお願いしたところ、道明寺麦酒さんも快く受け入れてくれました。

そうして、いよいよいちじくビールの実現まであと一歩というところまで来ました。
ですが、

『ただいちじくのクラフトビールを作って売るだけでは面白くない』

という思いもありました。

私たちはこれまでポテトチップスや本みりんなどの加工品を作ってきました。
消費者が畑に来て原材料のじゃがいもやお米の栽培体験をすることで、生産過程に意味や価値を持たせる。
そんなストーリー性のある商品を作りたいと思っています。

そんなことを考えながら道明寺麦酒さんとお話をしていると、

『小さな醸造所だからこそできることとして、ビールの醸造体験をしようと考えている』

と教えてくれました。

自分たちで醸造したビールを飲むことができるって最高じゃないですか？
生産過程を知るからこそより愛着が湧き、より美味しく感じられる。
ビール好きにはたまらないと思います。

実際に私たちも醸造体験をさせてもらい、とても楽しくて、これはコンテンツになると実感しました。

醸造体験の様子
 

さらに道明寺麦酒さんでは10種類程のクラフトビールを製造しているので、醸造体験の参加者に飲み比べをして楽しんでもらうこともできます。

クラフトビール飲み比べ

飲み比べで気に入ったビールを見つけて購入してもらえれば、お店にもプラスになるので、関わる人すべてがWIN-WINの関係になります。

道明寺麦酒の美陵ビール

また、この醸造所の場所は道明寺駅のすぐ近くにあり、周りには有名な天満宮やお寺などの歴史的建造物があったり、おしゃれな飲食店もあります。
「近くの寺社へ参拝して、ビールの醸造体験をして、お気に入りのビールを買って帰る」
そんな新しい観光のコースとして、このいちじくビールが起爆剤となり、地元に人が集まるきっかけになれば嬉しい限りです。

元々は

『自分たちが生産しているいちじくを使って大好きなビールが作れたらいいな』

という思いから始まりましたが、地元の醸造所と繋がったことで

『地元に根差した商品を作ることができるかも』

という期待が高まり、さらに体験を取り入れることで

『いちじくビールをきっかけに地元に人を呼び込めるかも』

というところまで可能性が広がりました。
私たちはこの可能性をもっともっと広げていきたいと思っています。

最後に今後の夢の話をさせてください。
実は大阪府のいちじくは全国3位の生産量（出典：食品データ館）があり大阪を代表する果樹の一つではありますが、全国的にはもちろん大阪府民の方でも知らない人がたくさんいらっしゃいます。
ただ実際にいちじくを育てて販売をしていると、いちじくを熱狂的に求められている方もいて、人を惹きつける魅力があることも感じています。
だからこそもっと多くの人にいちじくの美味しさや可能性を伝えたい。

今はまだ一個人の動きではありますが、いちじくが大阪を代表する果樹であるなら、いちじくビールは大阪を代表するお土産になる可能性を秘めていると私たちは信じています。
このいちじくビールが地域や産地を巻き込んで、それぞれの魅力を繋げて大きな輪となり、大阪を代表するお土産となる日を夢見て、これから挑戦していきます。