未利用海藻・青のりを通じて小学生が海の未来を考える1日講座「子ども海そうアカデミー 北海道産アオノリでノリノリ!の巻~海と日本プロジェクト〜」を開催しました。
情報解禁日時:2022年06月23日 16時00分
一般社団法人 Blue Commons Japanは、2022年5月21日に、子どもたちが海について学び、海の未来を考えることを目的に、「子ども海そうアカデミー 北海道産アオノリでノリノリ!の巻〜海と日本プロジェクト〜」を開催いたしました。イベントでは、専門家による講義や板海苔作り体験、海藻が自生する海岸の見学、ミニポスター制作などを行いました。このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
- イベント概要
イベント名称:「子ども海そうアカデミー 北海道産アオノリでノリノリ!の巻〜海と日本プロジェクト〜」
開催概要:地元特産品である海藻を通じて、1日講座で子どもたちに海の学びを提供。
日程:2022年5月21日(土)
開催場所:函館市漁村センター
参加人数:15人
協力団体:海藻活用研究会
- 専門家による海藻の講義
暖流と寒流が交わる函館近海は、栄養が豊富なため多くの種類の海藻が育ちます。中でも、昆布は生産量日本一を誇ります。本講座ではまず、北海道立工業技術センター長の安井肇氏(動画)と、海藻活用研究会の布村重樹氏が、海藻の種類、役割、活用法などについて講義。日本人が古来から海藻を食材や衣服、建築などに用いてきたこと、さらに近年では、薬や化粧品にも活用していることを紹介しました。次に、Blue Commons Japanの阪口あき子から、未利用海藻である「北海道産天然青のり」について説明。「もともと青のりを特産品としていた九州や四国では、海水温上昇等により不作が続いています。一方で、北海道の海岸には青のりが自生しているにも関わらず活用されていません。今後、北海道の青のりが活用されれば、300億円の経済効果を生み出し、かつて未利用海藻だったガゴメコンブのように、函館エリアの新たな特産品になる可能性があります」と話しました。
- 海藻を五感で学ぶ板海苔作り・ランチタイム
講義の後、参加者は青のりを使って板海苔作りに挑戦しました。生の青のりを水で洗い、細かく刻み、枠に流し込みます。枠をゆっくり外して、海苔がきれいな四角形になったら出来上がり。子どもたちは、青のりの鮮やかな色や香り、手触りに興味津々の様子でした。
板海苔作りの次は、函館国際ホテルの木村史能総料理長がこの日のために監修した、海藻をふんだんに使った特製ランチボックスでランチタイム。はじめに、木村総料理長からの動画メッセージで、函館近海の海藻の魅力や、ランチボックスで使われている海藻についての説明を聞きました。ガゴメコンブの粘り、アカモクの歯ごたえ、青のりの磯の風味など、それぞれの海藻を活かした料理を楽しみました。
- 海岸一面に広がる海藻の森
昼食後は、たくさんの海藻が自生する会場近くの志海苔海岸へ見学に出かけました。青のりやワカメ、ヒジキ、コンブなど色とりどりの海藻や海の生き物を見たり触ったりして、豊かな地元の海を体感しました。
※この場所は普段は立ち入り禁止区域で、本講座は函館漁協宇賀支所より特別な許可を得て開催しました。
- 学んだことをふりかえり、ミニポスター作り
午後からは、午前中に学んだことや、体験したことをふまえ、会場で青のりや海について発信するミニポスター作りに取り組みました。函館で活動するグラフィックデザイナーの岡田暁氏を講師に迎え、キャッチコピーを作り、そのコピーを「絵」で表現する作業について学びました。参加した児童は、午前中の講義で学んだことをふりかえりながら、マーカーや色鉛筆を使って、カラフルなポスター作りに没頭。最後に、一人ずつ完成したポスターを紹介し、伝えたかったメッセージや工夫したポイントについて発表しました。
- 参加した児童からの声
参加した子どもたちからは、「海藻について、色々知ることができた」、「板海苔作りが楽しかった」、「もっとたくさんの海藻について知りたい」、「海に行っていろんな海藻を触ることができた」、「家に帰ったら家族に伝えたい」といった感想が寄せられました。
<団体概要>
団体名称:一般社団法人 Blue Commons Japan(旧はこだて海の教室実行委員会)
URL:https://www.hakodate-umi.com/
活動内容:函館朝市ミニ水族館の運営、海に関連した「子ども向け講座」を実施
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/
関連資料
関連資料のダウンロードは、
メディアアカウントでサインインしてからご利用ください
送信エラーが発生しました
画面を読み込み直してください
はこだて海の教室(海と日本2023)のプレスリリース
-
海洋教育への助成制度と実践事例を紹介する教育者向け「はこだて海洋教育推進会議」を開催しました!
2024年03月29日 14時27分
-
【案内状】函館の海を次世代に残すための「海洋教育」実践事例を紹介する 教育者向け「はこだて海洋教育推進会議」を開催!
2024年03月08日 13時57分
-
【ニュースリリース】函館の冬の魚「ごっこ」を水槽展示&プロカメラマン撮影の海中映像上映 函館朝市ミニ水族館 冬の企画展示が始まりました
2024年02月21日 18時05分
-
【ニュースリリース】海洋教育への助成制度と実践事例を紹介する教育者向け「はこだて海洋教育推進会議」を開催!
2024年02月14日 16時43分
-
【ニュースリリース】海洋教育への助成制度と実践事例を紹介する教育者向け「はこだて海洋教育推進会議」を開催!
2024年02月14日 09時34分
-
函館の小学生が未利用海藻を活用した調理実習にチャレンジ「子ども海そうアカデミー 海そうシェフになろう!」を開催しました!
2023年12月11日 14時14分
-
函館の海に潜って映像と写真を撮影した中高生が自ら講師を務める 小学生向け「海の授業」イベントを開催しました!
2023年10月11日 10時54分
-
「まさがよ~!」イワシ爆釣の函館で、釣った魚を試食&海を学ぶ「親子de海釣り自然塾」を開催しました!
2023年10月02日 21時18分
-
【案内状】海釣りで函館の魚を知り、釣った魚を食べて身近な海の大切さを知る 「親子de海釣り自然塾」を開催します!
2023年09月21日 10時49分
-
【案内状】函館の海に潜って映像と写真を撮影した中高生が自ら講師を務める 小学生向け「海の授業」イベントを開催します
2023年09月14日 18時29分
-
昆布日本一のまち・函館で、昆布に一番詳しい小学生になろう「子ども海そうアカデミー 目指せ!コンブの博士ちゃん」を開催しました!
2023年09月11日 10時14分
-
海洋体験は磯観察やビーチコーミングだけじゃない!専門家に学ぶ『児童教育×海釣りの可能性』を開催しました!
2023年09月05日 09時19分
-
【案内状】函館の有名釣り人「スーさん」が釣りを手ほどき 児童教育者向け【海釣りを通じた海洋教育講座】を開催します!
2023年08月18日 16時51分
-
函館の中高生が磯での生き物観察と釣りで「近くて遠い海」にふれる1日かぎりの部活「はこだてOceans」を開催しました!
2023年08月15日 09時53分
-
【ニュースリリース】せっかく海チカの函館にいるんだから、海を楽しまなきゃもったいない!1日かぎりの部活「はこだてOceans」参加者を募集!
2023年06月28日 10時25分
-
【ニュースリリース】中高生が自分で撮影・編集した海中映像で小学生に授業を行う海洋教育講座「海のコミュニケーターになろう」参加者募集
2023年06月07日 18時43分
-
小学生が函館朝市ミニ水族館で魚のお世話!「水族館飼育員体験〜海と日本プロジェクト〜」を開催しました
2023年06月07日 09時39分
-
プロデザイナーが小学生にポスター作りのノウハウを伝授「お魚お絵かき教室〜海と日本プロジェクト〜」を開催しました!
2023年05月22日 09時25分
-
海岸を歩いて海藻に触れ、海藻ランチや板海苔作りでその活用法を学ぶ「子ども海そうアカデミー 春の海そうの森探検隊」を開催しました!
2023年05月16日 10時51分
-
【水そうどうでしょう】大泉潤 函館市長が昆布水槽を除幕 函館朝市ミニ水族館リニューアルセレモニーを開催しました
2023年05月09日 11時33分
-
【ニュースリリース】5年目の『はこだて海の教室』2023年度実施内容決定
2023年04月25日 11時46分
-
【ニュースリリース】函館の冬の魚「ごっこ」を水槽展示&プロカメラマン撮影の海中映像上映 函館朝市ミニ水族館 冬の企画展示
2023年02月09日 11時39分
-
【ニュースリリース】北海道の海に眠る未利用資源を通じ、海について考える機会を!「北海道産天然青のり」を使った期間限定メニューを提供
2022年11月01日 17時18分
-
青のりを通じて海を知ろう!海の未来を考えよう!函館市内の小学校4校に青のり給食で海の学びの機会を提供
2022年10月31日 15時27分
-
【ニュースリリース】~ふるさとの海を知ろう~ 函館朝市ミニ水族館 2022年秋のリニューアル!
2022年09月30日 14時06分
-
小学生が海釣りを楽しみながら身近な海の環境を学習する「海釣り自然塾~海と日本プロジェクト~」第2弾・親子向けを開催
2022年09月22日 20時59分
-
小学生が函館の海をPRするポスターを描く「お魚お絵かき教室〜海と日本プロジェクト〜」を開催しました
2022年08月29日 15時17分
-
小学生が海釣りを楽しみながら身近な海の環境を学習する「海釣り自然塾〜海と日本プロジェクト〜」を開催しました
2022年08月29日 14時49分
-
小学生が水族館飼育員の仕事を通して海の生き物と環境を学ぶ!「水族館飼育員体験〜海と日本プロジェクト〜」を開催しました
2022年08月15日 00時00分
-
小学生16人が監督測量船「おおみずなぎ」に乗船!「みなと見学会〜海と日本プロジェクト〜」を開催しました
2022年08月01日 00時00分
-
高校生向け海洋教育プログラム「海のYouTuber養成講座」参加生徒が、水中撮影に挑戦しました!
2022年08月01日 00時00分
-
海藻のまち函館市で「親子で海そうの森たんけん~海と日本プロジェクト〜」を開催!
2022年05月12日 15時48分
-
新しい地場食材ホソメコンブ・ブリの利用促進をめざして「子ども海藻大使」7名が料理コンクールで審査員に!
2021年12月15日 00時00分
-
奥尻島で学んだ児童6名や海藻専門家が発表「はこだて海の教室2021活動報告会~未利用海藻の活用~」
2021年11月22日 00時00分
-
地元ブランド昆布の知名度アップに貢献!子ども海藻大使が「函館真昆布展」でPR協力
2021年11月19日 00時00分
-
10校の学校給食で青のり料理、うち1校では出前授業も 未利用海藻「北海道産天然青のり」を通じた海の学び提供
2021年11月15日 00時00分
-
津軽海峡に面した海岸(函館市)で海洋教育の専門家から海を学ぶ【親子で磯の生き物観察会~海と日本プロジェクト~】を開催
2021年09月01日 17時58分
-
小学生が魚のお世話を通じて海を学ぶ【水族館飼育員体験~海と日本プロジェクト~】を開催
2021年08月25日 09時50分
-
さまざまな形や動きに、子どもたち108名が大興奮!【海のプランクトン観察体験~海と日本プロジェクト~】を開催
2021年08月18日 14時17分
-
「日本一の真昆布」を体感! 【函館真昆布PRイベント~海と日本プロジェクト~】を開催/2021年8月10日(火)はこだてみらい館
2021年08月13日 11時30分
-
小学生12人が北海道の離島・奥尻島で海の学び/2021年8月5日~6日開催 奥尻島ホソメコンブ調査隊~海と日本プロジェクト~
2021年08月13日 10時51分
-
函館朝市ミニ水族館で【お魚お絵かき教室~海と日本プロジェクト~】を開催
2021年08月04日 09時42分
-
津軽海峡に面した志海苔海岸(函館市)で【海藻の森探検~海と日本プロジェクト】を開催しました!
2021年06月02日 16時53分
はこだて海の教室(海と日本2023) | |
所在地 | 北海道函館市旭町6-14 |
代表者 | |
設立 | |
資本金 | |
従業員数 | |
リンク | https://www.hakodate-umi.com/ |