天草市御所浦町で離島について学ぶ「離島のミライ発掘隊」! を開催しました!
情報解禁日時:2026年03月02日 17時37分
一般社団法人くまもと海のミライは、熊本県内の小学生が離島に赴き、環境や伝統漁法などの文化について学ぶ環境学習イベント『御所浦で「離島」を学ぼう! 離島のミライ発掘隊!』を開催しました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

イベント概要
伝統的な漁業が現在も残っている御所浦町という離島を舞台に、「地域の暮らし」「自然と文化」「海洋環境や地域課題」に触れ学ぶ、体験学習イベント。漁師からは漁業を、島民からは島文化を学び、伝統漁法が継承される背景と課題を地元住民との交流を通して「島の豊かさとはなにか?」を考え、離島の暮らしと海を守っていくための方法を考える。また、地域の人々との交流を通じて、御所浦の食文化や伝統の在り方を体験的に学び、海や地域環境について考えるきっかけを提供する。さらに、学びの集大成として、こどもたちと地域住民を交えたディスカッションを行いました。こどもたちには地域の課題を自分事として考えること、地域の人々には外からの視点を取り入れたこどもたちの意見やアイデアを、御所浦の未来づくりにとりいれてもらう。この企画を通じて、こどもたちには「地域共同体の力」と「自然との共生」というテーマを、自分たちの生活にどう取り入れていけるかを考え、そして最後に、企画で得た学びを自治体に発表し、活動終了後にそれぞれが日々の生活を過ごすうえでの行動と意識付けにつなげていくことを目指しました。
・日程、開催場所
2025年10月18日(土) 事前学習会 熊本朝日放送(熊本市西区)
11月22(土)~24(月休) 探求ツアー 御所浦(天草市御所浦町)
11月30日(日) まとめ学習会 熊本朝日放送(熊本市西区)
2026年2月7日(日) 天草市長へ報告会 天草市役所(天草市)
・参加人数 熊本県内の小学6年生 15名
・協力団体(順不同)
御所浦恐竜の島博物館、御所浦アイランドツーリズム推進協議会、天草市役所 御所浦支所、
天草漁業協同組合 御所浦支所、長井雄一さん、(株)サンミュージックプロダクション
(株)白亜紀、(株)放送技研、熊本朝日放送(株)
【事前学習会】はじめまして、いっしょにかんばろう!
10月18日、たくさんの応募者の中から選ばれた熊本県内の小学6年生15名は離島学習への熱い思いを胸に、KABに集まりました。事前学習会では、離島のミライ発掘隊の隊員として自己紹介と班分けを行い、離島の活動をサポートしてくれる先生たちから2泊3日を過ごす御所浦についての基本情報を学びました。
離島のミライ発掘隊!活動スタート
事前学習会から1か月ぶりに顔を合わせたとは思えないほどの盛り上がりでスタートした離島のミライ発掘隊。バスに揺られ2時間、棚底港に到着。ここからフェリーに乗船します。事前学習会で学んではいたけれど、御所浦には船に乗らないと行けないことに驚く子どもたち。3日間でたくさん船に乗るよと説明されると、目を輝かせていました。
御所浦に到着し、「離島のミライ発掘隊結成式」を行いました。御所浦での活動の意気込みを「頑張る宣言」として発表。
声高らかに離島のミライ発掘隊の活動がスタートしました。


御所浦恐竜の島博物館&化石採集!御所浦の海の豊かさ・特徴を知る
離島のミライ探検隊に課されたミッションは全部で10。まず1つめは「昔と今の御所浦周辺の海の地形や天草の生き物を調査せよ」。御所浦恐竜の島博物館で御所浦周辺の今と昔の生き物や海の様子を調査します。恐竜の島博物館は、地元・天草で発掘されたものをメインに約2000点の化石や標本が展示されており、国内最古の大型哺乳類がいた約4900年前から、現代の天草まで、学芸員の陣内さんの解説をききながらじっくり展示をめぐります。とてもメモがはかどる様子。


2つめのミッションは「化石採集で古代の御所浦を調査せよ」。博物館でみた化石を自分の手で見つけるロマンに、集中して石に向き合って無言になっていく子どもたち。化石が見つかると大きな歓声があがります。来たばかりなのに、「また来たい」との声もあがりました。
博物館と化石採集。離島御所浦の観光資源としての学びもありました。

“離島” ってなんだろう
1日目の最後は「離島について学ぶ」。島民を先生に、離島の生活、交通、進学や就職など、暮らしについてを学びました。最後に離島クイズで一日の活動の思い起こしをしてこの日の活動は終了です。
漁師が知る離島の漁業を学ぶ
熊本出身のお笑い芸人「ぽんぽこ」の高木ひとみ〇隊長が合流。これから二日間、ともに学習します。
2日目のはじめの授業は、漁師が知る島の漁業について。御所浦で漁業を営む漁師の長井さんから、御所浦の漁法について、獲れる魚について、魚種や漁獲量の変遷や、漁師の一日など、漁師だから知る海の今昔にみんな興味津々。授業が終わったらいよいよ海に出ます。
御所浦の伝統、伝馬舟ととんとこ漁、海釣りも体験!
続いてのミッションは、御所浦町伝統の「伝馬舟(てんません)櫓こぎ体験」。海に囲まれた「離島」の文化を体験しました。伝馬舟とは、櫓(ろ)を使って漕ぐ小型の船のことで、かつては漁業や島々を結ぶ交通手段として使われていました。御所浦アイランドツーリズム推進協議会の三宅さんらから、伝馬舟のれきしを学んだあとは早速櫓こぎ体験!風や波に左右されやすい伝馬舟ですが、子どもたちはコツをつかんで上手に漕いでいます。


次は、御所浦独自の「とんとこ漁」。とんとこ漁とは、袋状の網を使って魚を追い込む漁法のこと。昔は船のヘリを“トントコ”叩いて魚を追い込んでいたため、この名前が付いたそうです。
今は機械を使って巻き上げるときの音を活用しているため、ヘリをたたくことはなくなっているのですが、今回はせっかくなのでみんなでとんとこ叩く体験もやってみました。
伝統を2つ体験した後は、海釣りにも挑戦!とんとこ漁とこの釣果が夕ご飯にかかわってくるため、子どもたちも真剣です。釣れた!逃げられた!と一喜一憂しながら、海を楽しんでいました。


御所浦の海を味わう!
一日海の活動をした子どもたち、おなかペコペコで戻ってきましたが、まだまだミッションは残っています。釣った魚はみんなでさばいて調理しないと食べられません!魚が触れない子も出てくるかなとの心配も杞憂に終わり、みんな我先にと魚をさばきました。食欲には勝てない模様。調理が終わると、夕ご飯はバーベキュー。みんなで準備してみんなでいただきます。島民も参加して御所浦の海満載の豪華な晩餐です。普段は肉派と言っていた子どもたちも、新鮮な魚のおいしさに驚きと感動と箸がとまりません。いただいた命を余すことなく、海の恵みに感謝してきれいに平らげました。


島民の皆さんとディスカッション!学びのまとめ
最終日はたくさんの島民の皆さんにも参加いただいて学びのまとめ。離島で生きるということについて、たくさん話してくださいました。3日間、自ら体験した離島、そして体験でなくここで生活をしている島民のことばから、離島のすばらしさを紡いでいきます。子どもたちはふせんにひとつひとつ書き記し、みんなの力で大きなアコウの木(天草市の木。海岸線に囲まれている天草では防風などのため植樹する例が多い)が出来上がりました。そして、その御所浦のいいところの中から、子どもたちが選んだ4つのキーワードからポスターを制作。島のみんなの前で発表をしました。




天草市長に報告!
離島のミライ発掘隊の体験イベント終了後、完成したポスターをもって、天草市を訪問。子どもたちが体験を通して学んだ「地域の暮らし」「自然と文化」「海洋環境や地域課題」、地元住民との交流を通じて感じた「島の豊かさ」を、子どもたちらしい観点から報告しました。
島にたくさんの人が来てくれることを願い制作したポスターは天草市長に手渡しました。子どもたちの制作したポスターは、今後御所浦町にて展示される予定です。

参加した子ども・保護者からの声
◎子どもたちのコメント
・「離島のミライ発掘隊」で体験したとんとこ漁などの伝統的な漁業や、伝馬舟の櫓こぎなど、島の独自の文化を友達にも紹介したいです。
・現代の漁についても勉強し、温暖化などでとれる魚が変わっていくことも知りました。天草の海はとても豊かでおいしいものもたくさんあり、守っていかないといけないと感じました。
・島の皆さんとの交流で、離島の暮らしをたくさん知ることができました。島に暮らす素晴らしさも、悩んでいるところも教えてくれました。島の皆さんが島を大好きな気持ちが伝わってきました。そして私たちも御所浦が大好きになりました。
・こんなにたくさん船に乗るとは思わなかった!船は生活の一部なんだなーと思いました。
・いろんな学校の友達と一緒に活動したことが一番思い出に残りました。
・釣りも楽しかったし、魚をさばくのも楽しかったし、海の楽しみ方はたくさんあると思った。
・化石採集が楽しかった。たくさんの人に来てほしい。
・離島は不便だけど、不便にまさるすばらしさがあった。
・離島に移住したい!
◎保護者のコメント
・家でも体験をたくさん話してくれました。暖かくなったら家族みんなで御所浦に行こうと約束しました。
・離島の暮らしに感銘を受けたようで、本人からは将来移住すると宣言されました。
・また一つ成長出来、小学校最後に違う小学校の素敵な新しい仲間と素敵な思い出が沢山出来たようです。
・体験を通して海への興味が高まっているようで、家で魚をさばいて料理をふるまってくれました。
・海をさらに大好きになって帰ってきました。海を守るためにどういうことが大事なのかを友達にも伝えていくそうです。

<団体概要>
団体名称 :一般社団法人くまもと海のミライ
URL :https://kumamoto.uminohi.jp/
活動内容 :一般社団法人くまもと海のミライは、海と日本プロジェクトinくまもとの事務局として
熊本県の海の魅力を伝え、海と共生するムーブメントを起こすことを目的に活動しています。

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
<本件に関するメディアの方のお問い合わせ先> 団体名称 :一般社団法人くまもと海のミライ 担当者:堀野 電話番号 :096-359-9051 メールアドレス:horino@kab.co.jp |
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| 海と日本PROJECT in 熊本県 | |
| 所在地 | 熊本県熊本市西区二本木1-5-12 |
| 代表者 | |
| 設立 | |
| 資本金 | |
| 従業員数 | |
| リンク | https://kumamoto.uminohi.jp/ |