ごみを減らし、未来の海を守ろう!海なし県・長野の子どもたちが源流から河口まで…流域のごみを追跡調査
情報解禁日時:2025年10月22日 18時40分
一般社団法人 海と日本プロジェクトin長野は、長野県岡谷市の「岡谷こどもエコクラブ」と連携して、2025年10月18日(土)、源流から河口までの川ごみの実態などを調査・学習するイベントを開催しました。これは日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として企画したものです。

イベント概要
・イベント名 『桂川・相模川 ごみ調査 』 (第6回岡谷こどもエコクラブ)
・日程 2025年10月18日(土)
・調査場所 桂川・相模川流域の源流から河口付近
・参加人数 約60人
・実施団体 主催:岡谷市 共催:日本財団 海と日本プロジェクト
上流県から海洋ごみを考える…諏訪湖のマイクロプラスチックごみを調査
「岡谷エコクラブ」は岡谷市が主催する講座で、身近な環境問題を学んでいます。2024年から力を入れているのが諏訪湖で見つかった「マイクロプラスチックごみ」の学習です。2025年9月7日には、諏訪湖畔でごみ拾いを実施、「マイクロ化」しそうなプラスチックごみを確認した後、信州大学諏訪臨湖実験所で実際に湖で見つかったマイクロプラスチックごみを観察しました。目立ったのは人工芝の破片や徐放性肥料のカプセルなど。特に肥料カプセルの殻は湖畔のヨシの堆積物の中から、たくさん見つかりました。子どもたちからは「量があってびっくりしたし、小さくて見つけづらかった」などの感想が聞かれました。

二県にまたがる流域の取り組み
諏訪湖は天竜川の源流。ごみはやがて海へと辿りつきます。川ごみ・海洋ごみを減らすにはどうしたら良いか学ぶため、今年度は同じように湖を源流とする桂川・相模川で調査することにしました。川は二つの県を流れ、名前も変わりますが、両県民が足並みをそろえて清掃活動などを実施する「流域協議会」が設置されており、その活動を知るのも目的でした。

桂川の源流・山中湖へ 最上流部の様子は…
最初の訪問地は、桂川の源流である山中湖。ここで山梨県の児童とも合流し、桂川・相模川流域協議会の日向さんから現状や取り組みについて説明を受けました。

観光地ならではのごみも発生
諏訪湖と天竜川の関係に似た桂川・相模川。上流から河口まで地域が連携してごみ問題に取り組んでいますが、山中湖は観光地ということもあり、缶やペットボトルなどのごみが多く、最上流部にはごみを止める柵が設置されていました。

続いては中流域 津久井湖ではダム管理事務所がごみ撤去
次に訪れたのは神奈川県相模原市の城山ダム。ダム湖は「津久井湖」の名で知られています。ダム管理事務所のの担当者から、台風などの際はダムに大量のごみが溜まり、クレーン車で撤去していることなどの説明がありました。今年は台風が少なかったので、ごみは少ない方ということです。

現場で実感できた課題
そのあと向かったのは撤去したごみの集積所です。木くずはチップ化されて有効利用されますが、プラスチック類などは廃棄物処理業者に処理を依頼しているということです。木くずの中には、たくさんのペットボトルやプラスチック片が混じっていて、処理や分別も大変なことを目の当たりしました。

相模川の河口へ…30分ほどで20キロのごみを回収
昼食後、一行は相模川の河口がある茅ヶ崎市へ。ここで桂川・相模川流域協議会の峯谷さんから、マイクロプラスチックごみなどの説明を受けました。この辺りの砂浜は海の流れの関係もあって、ごみは少ないものの、河口の岸辺には大量の生活ごみが流れ着くため、ごみ拾いを実施しているということです。そこで、河口でチームに分かれて、ごみ拾いをしてみることにしました。この日も木くずの間には小さなプラスチックごみがあり、中にはタイヤやポリタンクなどの大きなごみもありました。30分程で拾ったごみは合計20キロ。わずかとは言え、海洋ごみになるのを防ぐことができました。子どもたちからは「ごみをもっと減らさないと」「ごみを見つけたら拾うしかない」などの声が聞かれました。

広域・世代を超えた連携で海洋ごみに立ち向かう
岡谷こどもエコクラブは、これまでにも諏訪湖のごみ調査結果をもとに天竜川の河口である静岡県浜松市を訪問したり、三重県鳥羽市答志島で他県の子どもたちと一緒に学んだりと、上流県の視点から海の環境を考える活動を続けています。
源流から河口までのごみの実態を目の当たりにし、上・中・下流域それぞれで、ごみを減らそうと取り組む人々の活動を知った子どもたち。海洋ごみ問題を解決するためには、地域や世代を超えた連携が不可欠であることを学ぶ貴重な機会となりました。

<団体概要>
団体名称:一般社団法人 海と日本プロジェクトin長野
URL :https://nagano.uminohi.jp/
活動内容:海につながる長野県から、海への関心・親しみを高める様々な活動を実施

CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
関連資料
関連資料のダウンロードは、
メディアアカウントでサインインしてからご利用ください
送信エラーが発生しました
画面を読み込み直してください
海と日本PROJECT in 長野のプレスリリース
-
『スポGOMI甲子園2025 長野県大会』を開催 熱戦を制したのは上田千曲高校「ヨッシーズ」チーム 当日は参加者全53人で、61kgのごみを収集!
2025年12月01日 14時35分
-
海なし県から未来の海をデザイン! 長野県高校生海の政策コンテスト 最優秀賞は松本県ヶ丘高校「縣陵政経研究会」の能登復興支援バーガー計画!
2025年10月10日 14時58分
-
信州から太平洋へ!カツオをテーマに海と森のつながりを考える 海洋学習プログラム【信州カツオ調査隊】を開催しました!
2025年08月12日 15時42分
-
【案内状】市街地を走って、拾って、エンジョイ! 海ごみゼロウィーク2025「長野市プロギングVOL.3」開催
2025年05月13日 11時45分
-
日本の海の未来のために海につながる長野県から政策アイデアを考える「長野県高校生海の政策コンテスト スタートアップ合宿」を開催しました!
2025年04月02日 11時37分
-
【ニュースリリース】信州ウナギ調査隊の子どもたちが未来の海を願って新メニューを考案 テンホウ「うな蒲ちゃんラーメン」「うな蒲ちゃんミニ丼」新発売
2024年10月16日 13時36分
-
ウナギをテーマに日本の海の未来を考える 海につながる信州から太平洋へ小学生海洋学習プログラム【信州ウナギ調査隊】を開催しました!
2024年08月13日 16時28分
-
【案内状】ウナギの不漁問題 今、海で起きている変化を学ぶ 海と日本プロジェクトin長野 信州ウナギ調査隊開催!
2024年07月17日 16時53分
-
【ニュースリリース】参加者募集中!【海と日本プロジェクト×信州ウナギ調査隊】ウナギの不漁問題と今、海で起きている変化を浜名湖で学ぶ
2024年06月07日 14時09分
-
海のお仕事プロジェクト こどもわーく【日本一標高の高い水族館で飼育員さんのお仕事にチャレンジ!】を開催しました
2024年03月27日 17時08分
-
【ニュースリリース】長野県のご当地ラーメンチェーン店「テンホウ」とオリジナルメニューを開発!「磯の香りカツオラーメン」が期間限定メニューとして登場!
2024年02月26日 10時48分
-
「あったかハートしおじり」の特別イルミネーションの点灯式を開催 海に関連する図書を塩尻市立図書館に贈呈しました!
2024年02月01日 14時22分
-
【ニュースリリース】長野県塩尻市に伝わる民話「善知鳥峠」のアニメが完成「あったかハートしおじり」特別イルミネーションの点灯式で海に関連する図書を贈呈します
2024年01月18日 17時50分
-
海のお仕事プロジェクト こどもわーく【漁師さん体験を通して海の大切さを学ぼう!】を開催しました
2023年11月17日 13時35分
-
信州イカ調査隊と焼きたて屋がコラボレーション 未来の海を願い「ちくわたい焼」販売イベントを開催しました!
2023年10月16日 18時17分
-
【ニュースリリース】「学ぼう!海と日本と私たち」海洋教育動画を見て海の絵を描こう!「芸術の秋 海の絵画コンクール」開催します
2023年10月06日 15時22分
-
【ニュースリリース】信州イカ調査隊の子供たちが未来の海を願ってパッケージをデザイン 焼きたて屋「ちくわたい焼」が新発売&販売イベントを開催
2023年09月26日 13時43分
-
イカをテーマに日本の海の未来を考える 海につながる信州から日本海へ調査小学生海洋学習プログラム【信州イカ調査隊】を開催しました!
2023年08月07日 15時56分
-
【ニュースリリース】参加者募集中!【海と日本プロジェクト×信州イカ調査隊】今、海で起きている変化 イカの不漁と気候変動を学ぶ
2023年06月14日 14時11分
-
4組15名の親子が「アジ」と「ワカサギ」をさばいて料理!【日本さばける塾 in 長野県塩尻市】を開催
2022年10月31日 11時41分
-
ブリをテーマに日本の海の未来を考える 北アルプスから日本海へ調査「信州ブリ調査隊〜北アルプスと日本海〜」を開催しました!
2022年08月09日 00時00分
-
長野県と福井県で3日間「信州サバ調査隊~サバ缶からたどる日本の海~」を開催!
2021年08月06日 09時11分
| 海と日本PROJECT in 長野 | |
| 所在地 | 長野県長野市岡田町131‐7 |
| 代表者 | 嶌田哲也 |
| 設立 | |
| 資本金 | |
| 従業員数 | |
| リンク | https://nagano.uminohi.jp/ |